翻訳参加してますのお知らせ。
Blizzard Entertainmentさまの基本プレイ無料チーム対戦型アクション『オーバーウォッチ 2』の日本語翻訳を去年からお手伝いしています。ご存じ大人気ヒーローシューター、好評配信中です!
まず、当然ながら一人で翻訳・ローカライズしているわけではありません!(重要)
大規模なゲーム、いわゆるAAAタイトルには大勢のスタッフが関わっており、出来上がったローカライズはまさしくチームの製作物です。私はあくまで途中参加かつ翻訳チームの一翻訳者でしかなく、「私が翻訳した作品です」などとは到底言えませんが、ゲーム内外でちょこちょこ翻訳を使っていただいております。ゲーム内では主にセリフ、ゲーム外の例としては短編小説「過去の亡霊」など。
OW2はとにかく設定が膨大で、メインキャラクターも多いため、大変です。
それでもなんとかやれているのは、翻訳を評価してくださるプレイヤーと関係者の皆様のおかげ。ありがたいことです。そして日々勉強させていただいております。
本作の翻訳作業の際、オーバーウォッチの当初のローカライズを担当された西尾勇輝氏へのリスペクトは常に意識しています。ゲンジの「風切り」とか「龍撃剣」とか「死蝶扇」とかめちゃカッコいいじゃないですか。あれ、英語原文だと”Swift Strike”に”Dragonblade”に”Shuriken”ですよ。なのに「スウィフトストライク」とか「ドラゴンブレイド」じゃないんですよ。
ベンチャーの「I can dig that!」を「掘っちゃうよ!」とか「わかるよ!」とか「問題ないよ!」みたいに訳すのは簡単なんです。でも西尾さんがかつてゲンジやハンゾーで行ったように、ベンチャーというキャラクターを日本のプレイヤーにきちんと届けるならば、「問題ナイル川!」にしないといけないわけですね。
ともあれ。
基本プレイ無料なので、興味のある方は気軽にプレイしてみてください。
本記事の画像の著作権ならびに「オーバーウォッチ」および関連する名称の諸権利はBlizzard Entertainment社に帰属します。(C)2024 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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